若者の孤立を防ぐ仕組み

 大卒無業者をはじめとする、若者の孤立を防ぐために必要なポイントは「支援の仕組み」「連携」「把握」です。


【「のりしろのある支援」実現のための具体的な施策】

ほとんどの大学においては、無業のまま卒業/中退した学生について、卒業/中退後のフォローが十分にできていない状態です。また、そうした困難を抱える若者への公的支援は既にありますが、本来支援を必要としている若者へのカバレッジの低さが課題となっています。在学中から予防的に学生と繋がり、中退や未就職卒業時などの孤立リスクが高まった際に適切な支援へとつなげる「のりしろのある支援」の仕組みが重要であると私たちは考えます。
特に、学内では実施のハードルが高い就労体験や、支援付きのアルバイト等の機会をきっかけに、外部の支援機関と大学が連携することで「のりしろのある支援」にむけた体制が地域に構築されると考えます。


【困難学生を把握できる仕組み】

大学は、障害学生の把握はできていても、診断はないけど孤立するリスクの高い学生の把握ができていません。学校から社会への移行期で躓く学生の多くは、診断がない学生です。本人・家族からの支援の申し出がなくても、高リスク学生の把握に大学はつとめていく必要性があります。


サステイナブル・サポートでは、在学中から学生を支援する仕組みとして、下記のような取り組みを実施しています。

のりしろのある連携-在学中からつながりをつくる
支援よりも働く機会を提供してつながりをつくる
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